岡山県倉敷市児島が舞台となっている
映画「ひるね姫~知らないワタシの物語~」が3月18日(土)に公開されました!
そこで映画関連本が順次発売されます。
物語の舞台は岡山県倉敷市
主人公はいたって平凡な女子高生・森川ココネ。
特技といえばどこでも眠れることくらい。
そんな彼女が最近、不思議と同じ夢を見るようになる。
そして、2020年東京オリンピックの3日前に
突然、父親が警察に逮捕され東京に連行されることに。
ココネは父親の逮捕の謎を突き止めるために
幼なじみの大学生モリオと東京へと向かう。
その途中で最近見る同じ夢にこそ
父親の逮捕の真相を解き明かす鍵だということに気づく。
ひるね姫の世界がもっと楽しくなる!
ぜひ映画と一緒に関連本を読んでみませんか?
<角川文庫>
定価:本体560円+税
ISBN:9784041026298
絶賛発売中!
<角川つばさ文庫>
定価:本体700円+税
ISBN:9784046316936
絶賛発売中!
<コミック>
ひるね姫
~知らないワタシの物語~(1)
漫画:一花ハナ
定価:本体580円+税
ISBN:9784041054581
4月10日発売予定
<ビジュアルガイド>
公式ガイドブック
定価:本体1800円+税
ISBN:9784041055656
3月発売予定
<ウォーカー>
神山健治Walker
定価:2800円+税
ISBN:9784048959667
3月29日発売予定
村上春樹「騎士団長殺し」第1部顕れるイデア編、第2部遷ろうメタファー編
2017年2月24日(金)に全国一斉発売となりました!!
『1Q84』から7年、待ちかねた書下ろし本格長編の2冊、発売当日から大変な人気となっています。
今回は、発売当日まであらすじはおろか、本の装丁までベールに包まれていた村上春樹の新作小説。一体どのような内容なのでしょうか?
今日、短い午睡から目覚めたとき、<顔のない男>が私の目の前にいた。(第1巻プロローグ9頁)
物語は、主人公である『私』が顔のない男に肖像画を頼まれるという、非現実的なプロローグで幕を開けます。
『私』は肖像画を専門とする画家であり、妻と離婚状態にあるのだけれど、結局やりなおすことになったと語っています。どうやら物語はその別離の期間に起こった出来事が語られていくようです。家を出て、赤いプジョーに乗り北海道をさまよううちに、画家の雨田具彦が住んでいた小田原郊外の家に住むことになり、そこで『騎士団長殺し』の絵を見つけた―なぜ、この絵だけが残されていたのか?
深まる謎と共に、出会う様々な女性達、まさにハルキワールドが展開されていきます。
さあ、騎士団長とは一体、「何」なのでしょうか?
第156回芥川賞受賞作品は、山下澄人さんの「しんせかい」(新潮社)に決定致しました!
これまでも何度かノミネート経験のある著者の受賞とその作品が、話題となっています。
著者の山下さんは、2012年「緑のさる」で野間文芸新人賞を受賞、その後も著書が数度芥川賞候補となり、今回4度目にして見事受賞となりました!!
気になる本作のあらすじは…
19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、船に乗って北を目指す。辿り着いたその見知らぬ土地は【谷】と呼ばれ、俳優や脚本家を目指す若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。苛酷な肉体労働、【先生】との軋轢、そして地元の女性と同期との間で揺れ動く思い。自らの原点と初めて向き合い、記憶の痛みに貫かれながら綴った渾身作!
山下さんご本人が、20歳の頃にかつて倉本聰が作った富良野塾という所で俳優の勉強をされていたので、実体験を元に書かれた作品なのでしょう。主人公・スミトの過去(おそらく)を追体験する文章は、簡潔で分かりやすいのに、どこか不安定で心に引っ掛かりを残していきます。
表題作のほか、入塾試験前夜の内面を描き出した短編「率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」も収録されています。