ミヤボン2022ーMiyawaki Book Awards2022ー


Miyawaki Book Awards2022
宮脇書店員が選んだ2022年いま読むべき5作品!
『ミヤボン』決定しました!!


『その本は』ポプラ社
『ハヤブサ消防団』集英社
『汝、星のごとく』講談社
『傲慢と善良』 朝日新聞出版
『変な絵』双葉社

その本は

その本は

著者
又吉直樹・ヨシタケシンスケ
出版社
ポプラ社

本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を、聞きたいのだ。お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。そしてその本の話を、わしに教えてほしいのだ」旅に出た二人の男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、笑えて泣けて胸を打たれる、本にまつわる物語。

ミヤボン推奨コメント

  • 異なる分野の人気者二人が本について語りつくす千夜一夜物語! さくら野弘前店・40代男性
  • やっぱりこの2人は天才だと思う。オチもいいっ!! 邑久店・30代女性
  • ヨシタケシンスケと又吉直樹の豪華コラボ!五感をくすぶる一冊。 大山店・40代男性
  • 軽妙な2人と一緒に本の旅に出かけよう。さて、「その本」は… 新鳴門店・40代女性
  • 短い文章で泣かされます。「本」ってすごいんです。 ゆめシティ店・20代男性

ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団

著者
池井戸潤
出版社
集英社

"ミステリ作家vs連続放火犯
のどかな集落を揺るがす闘い!

東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る───。連続放火事件に隠された真実とは?
地方の小さな町を舞台にした、池井戸作品初の“田園""小説として、「小説すばる」連載中から話題を呼んだ珠玉のミステリ。

ミヤボン推奨コメント

  • これぞ池井戸作品の新境地!読ませるミステリに手が止まらない! 徳島本店・30代女性
  • シリーズ化切望!一息に読ませる池井戸マジックは健在。 韮崎店・30代男性
  • 今まで、池井戸作品を読んだ事が無い方でも読みやすいです! フジ丸亀店・30代女性
  • 田舎暮らしヒューマンミステリー。放火犯の真相とは⁉ 北谷店・50代女性
  • ご用命はハヤブサ消防団に!!消すのは火だけではありませんよ! フジ西宇部店 ・50代女性

汝、星のごとく

汝、星のごとく

著者
凪良ゆう
出版社
講談社

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ミヤボン推奨コメント

  • 誰かと生きる幸福と困難さに改めて気付きました。 ロイネット和歌山店・20代男性
  • 正しくなくていいから、どうか幸せになりますようにと切に願う 青森店・40代女性
  • 瀬戸内の島で紡がれる淡い恋の物語、ただその結末は…。 中島店・40代男性
  • 現代の不条理、歪みに翻弄されながらも、自分の人生を生きる物語 具志川店・40代女性
  • いろいろな愛について書いてきた凪良さんならではのこの一冊 フジ東予店・50代女性

傲慢と善良

傲慢と善良

著者
辻村深月
出版社
朝日文庫

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる―。彼女は、なぜ姿を消したのか。浮かび上がる現代社会の生きづらさの根源。圧倒的な支持を集めた恋愛ミステリの傑作が、遂に文庫化。

ミヤボン推奨コメント

  • 重い筆致で綴られた『婚活』。自身の自立とは、と考えさせられます。 善通寺店・30代女性
  • 軽い気持ちで手に取ると後悔する。でも大事な事に気付ける。 徳島本店・30代女性
  • 結婚適齢期の私に大ダメージ。しかし面白い…。 徳島本店・30代女性
  • きっとわたしもどこかで傲慢。そう思ってしまった。 フジ東予店・50代女性
  • 選び、選ばれる婚活は傲慢と善良が入り混じる。 志度店 30代女性

変な絵

変な絵

著者
雨穴
出版社
双葉社

ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし長編小説。
あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』…。
いったい、彼らは何を伝えたかったのか―。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?
その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー!

ミヤボン推奨コメント

  • 絵に隠された真実。それを知った時全てが繋がる! 木津川店・30代女性
  • 一見普通の絵も突如不気味に見えてくる。恐怖のどんでん返し。 イオン高松東店・40代女性
  • ある事件と個々の奇妙な絵。考察と伏線の沼にハマる!! 具志川店・40代女性
  • 複雑に絡まった悲しい事件、見届けてください。 アリオ倉敷店・30代女性
  • 絵に隠された心の闇が浮かび上がった時、歪な愛が…伏線強烈すぎ! フジ西宇部店・50代女性