大人気イラストレーター、さいとうなおき氏を形成してきた膨大な本の中から、「イラストが上手くなるための養分」100冊を厳選して本人の言葉で紹介します。絵描きとして生きていくうえで自分を強くしてくれる本、ものの見方を変えてくれる本から本当に使える作画・練習資料たち。心に食い込む絵の魅力を教えてくれる漫画の数々や、世界観を豊かにするために読むべき物語、そして個性とは、を教えてくれる画集群まで。この中の数冊を読んだだけでも、きっとクリエイティブ人生が豊かになること間違いなしです。


第172回芥川龍之介賞候補作!

大事な人が、かつてここにいた
確かなしるしを何度でも辿る──

喪失を抱えたまま生きていく、祈りの記録。
ロングセラー『旅する練習』の著者がはなつ待望の新作。

「これは、叔母がどんなに私を思ってくれていたかということを、その死後も巧妙なやり方で繰り返しほのめかされ時には泣かされたところでぴんぴんしている、根深い恨みである。」

実家を出て二年、作家になった二十四五の私は弟の結婚式に参列するため、仙台に向かっている。
五年前に亡くなった叔母の痕跡を求めて、往復する時間の先にあるものとは。


その女性はまっすぐ裕也に訊いてきた――。あなたは、わたしの祖父ですか? 
祖父を探しているのだと女性は言った。祖母は安西早智子といい、未婚のまま出産、何も語らず亡くなった。裕也はその名を知っていた。古い記憶が甦る。一九七六年ベルリン国際映画祭、祝祭の夜。あのとき彼女に何があったのか。祖父とは誰か。探索の果て、裕也が辿りついた真実とは。全てはあの夏に起きた。世界が二つに裂けていた場所で。現代と過去が交錯する人生探しのミステリー。


誰もやっていないことに挑んだ旅。
もっとも近くで見続けた地元紙のみ知る
誰も知らない大谷翔平

地元紙『L.A. TIMES』公式・独占本!
(日本時代からドジャースでの世界一、3度目MVPまで収録)

全ては、「誰もやったことのないことをやってみないか」
から始まった――。
前人未踏の50・50、ワールドチャンピオン、MVP。
地元紙のみ知る、
大谷翔平の「挑戦」と「結実」の全軌跡。


ヴァンツァーやレティシアが苦労の末に舞台の主演を張った学園祭も無事終了し、課外活動芸能祭が始まった。
だが「その神秘性が次の公演に必要だ」と舞台出演を迫りまくる先輩に困惑させられるライジャとか、ルウのカミハラ(!)炸裂でトゥルークの楽聖サーナン・ドルガン初の渡航とか、ヴァンツァーのボランティアに一般客殺到とか、日々問題は発生するがそれでも日常は紡がれていく。
リィ・シェラ・ルウの三人はいろいろなところに顔を出し、力を貸し、気晴らしに闘い、演奏会を計画したりと忙しい。祭り気分を満喫する三人+α(ヴァンツァーとかレティシアとかお騒がせなご夫婦とかその息子とか)が楽しくもちょっと苦労したりする“普通でない”毎日とは?



Miyawaki Book Awards2024
宮脇書店員が選んだ2024年いま読むべき5作品!
『ミヤボン』決定しました!!


『赤と青のガウン』PHP研究所
『愛しさに気づかぬうちに』サンマーク出版
『団地のふたり』双葉社
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』集英社
『地雷グリコ』KADOKAWA