舞台は徳島、期待の若手時代小説家2作目登場!

 3月26日に発売しました、簑輪諒「殿さま狸」。著者は昨年デビュー作品『うつろ屋軍師』が、いきなり「この時代小説がすごい!2015年版」にランクインした話題の作家です。待望の第2作目、徳島藩祖となった武将を主人公にした快作となりました! 豊臣秀吉に足軽時代から仕えた武将・蜂須賀小六は誰もが耳にした名前だと思います。その小六の息子・蜂須賀家政が本作の主人公。父や名だたる武将達の大きな壁を感じつつも、自分の至らなさを素直に認め未来へと進んでいく家政に好感持つこと間違いなし!更に家政こそが、あの伝統ある『阿波踊り』を始めた人だと本作を読めば分かります。
 自分は一体何者なのか―常にそう問いただし続ける家政は、関ヶ原の合戦で予想外の奇策にでます。その内容は是非、本書を読んでお楽しみくださいませ。
簑輪諒「殿さま狸」学研マーケティング 1458円(税込)