村上春樹「騎士団長殺し」第1部顕れるイデア編、第2部遷ろうメタファー編

2017年2月24日(金)に全国一斉発売となりました!!




『1Q84』から7年、待ちかねた書下ろし本格長編の2冊、発売当日から大変な人気となっています。
今回は、発売当日まであらすじはおろか、本の装丁までベールに包まれていた村上春樹の新作小説。一体どのような内容なのでしょうか?

今日、短い午睡から目覚めたとき、<顔のない男>が私の目の前にいた。(第1巻プロローグ9頁)


 物語は、主人公である『私』が顔のない男に肖像画を頼まれるという、非現実的なプロローグで幕を開けます。
『私』は肖像画を専門とする画家であり、妻と離婚状態にあるのだけれど、結局やりなおすことになったと語っています。どうやら物語はその別離の期間に起こった出来事が語られていくようです。家を出て、赤いプジョーに乗り北海道をさまよううちに、画家の雨田具彦が住んでいた小田原郊外の家に住むことになり、そこで『騎士団長殺し』の絵を見つけた―なぜ、この絵だけが残されていたのか?
深まる謎と共に、出会う様々な女性達、まさにハルキワールドが展開されていきます。
 さあ、騎士団長とは一体、「何」なのでしょうか?